事業概要

匠な技術で未来をつなぐモノづくり!

1984年創業のアサヒ電子株式会社は、EMS(受託生産)企業として、「Made in Japan」の品質と信頼を提供しています。多様な電子機器の設計開発から部品調達、生産工程設計、検査・治工具製作、製造、修理までを一貫して行える体制を整えています。最新の実装技術を導入し、0201サイズの微細チップや超高密度実装など、高度な技術力で多様なニーズに応えています。また、自社開発のロボット技術を駆使して製造工程を自動化し、生産性の向上と品質の安定化を実現。さらに、長年培った車載製品製造の経験を活かした厳格な品質管理体制により、安定した高品質な製品を迅速かつ柔軟に提供いたします。お客様にとって【ワンストップサービス】を提供できる体制が整っています。
またこれまで培った豊富な経験と独自の特殊リペア技術により、幅広い【リペア】に対応できます。
さらに、モノづくりの視点を重視した【開発サポート】も行っており、企画立案から量産化まで全行程を通じてアイデアの実現を総合的にサポート致します。電子機器のモノづくりでお困りの際は、ぜひアサヒ電子までご相談ください。

EMS(モノづくり)事業

ロボット技術(自動化)

製造工程(特に実装後の組立工程)において、製造要員による ”手加工”は最もフレキシブルに対応可能なツールですが、 フレキシブル故に曖昧さや作業の”ばらつき”とは切り離せ ません。安定的に高品質な組立を行う為にロボット化を推進し、 自社内での設計及び製造が可能です。まずはご連絡・ご相談ください。

DX

DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進しており、IoT技術を活用して設備の稼働状況などのデータを収集・蓄積するとともに、自動化設備の異常やアラートをBOTでリアルタイムに通知しています。さらに、デジタルツイン技術を導入して工場内のレイアウトを可視化することで、生産効率の向上と迅速な問題解決を実現しています。

設計から製造・修理までの総合サポート企業

ファブレスメーカー(設計専門会社)、ODM(生産受託)企業、修理専業会社・・・水平分業型のビジネスモデルが注目されていますが、バリューチェーン全体のコントロールが難しく、また技術・ノウハウが細分化され製品全体としての品質管理にリスクを抱えます。製品の設計開発から部品調達・製造・修理まで一貫で行うことで製品全体を俯瞰することが出来、品質のトータルコントロールが可能となります。またワンストップショッピングが可能となり委託者の負荷が大幅に削減出来ます。

業界トップレベルの実装技術

1986年に初めて導入した表面実装(SMT)ラインですが、現在では0201チップサイズの実装をはじめ、インライン型POP(Package On Package)実装、隣接部品幅80μでの超高密度実装、荷重制御可能な実装とあらゆる基板の実装に対応可能です。また、実装機のフルデュアルライン化や自動検査装置を早い時期から導入し各々の特徴を考慮した実装ラインを構築すると共に、設備メーカー様と共同で独自に目視支援装置システムを稼働させ、車載メーカー様をはじめ様々なお客様から品質対する信頼を得ております。

アサヒ電子特有の実装技術

  • 最小搭載チップ0201サイズ
  • 対応基板サイズ 50mm×50mm~460mm×510mm
  • Fullデュアルライン 2ライン所有
  • 工程毎に検査機を導入 実装品質を常時デバッグし、品質向上に努めております
    実装ライン: クリーナー ⇒ はんだ印刷 ⇒ 3次元はんだ印刷機 ⇒ 3次元認識部品搭載(実装機) ⇒ 2次元画像検査 ⇒ リフロー
    検査ライン: 3次元画像検査 ⇒ 目視支援システム(インライン)
  • 「特殊吸着ノズル」「はんだ印刷機用基板受け台」も社内にて設計・加工をしております。

早さと柔軟性を兼ね備えた内製対応力

ますますスピードが求められる時代。製造現場においても状況は同じです。製造現場において、作業効率を高め不良撲滅のための治工具や検査用設備もスピーディに対応しなければ意味がありません。自社内で治工具や検査装置の設計や加工・製造ができる環境を整えているからこそ迅速対応可能です。また自ら設計・製造し現場で使うからこそ、使い勝手や抑えるべきポイントを把握した治工具を作ることができます。


リペア(修理)事業

豊富な経験と高い技術力で幅広いリペアに対応!

アサヒ電子は携帯電話部品の修理から培った豊富な経験と独自の特殊リペア技術により、多種多様な修理依頼に対応可能です。他社で断られた難易度の高い修理案件も、私たちなら解決できる可能性があります。単なる元の状態への復元にとどまらず、原因究明を徹底し、不具合の再発防止を目的とした最適な修理(リペア)を提供します。

コストメリット・環境負荷軽減の推進

修理(リペア)により今まで廃棄していたものの再生(製品の救済や部品リサイクル)は絶大なるコストメリットを提供すると同時に環境負荷の軽減にもなります。各種分析装置を駆使し修理(リペア)後の品質保持が担保することは勿論ですが、解析・修理情報は全てデータを提出致しますので、お客様は次製品の設計へフィードバックが可能となります。

修理(リペア)事例

  • [電子基板領域] BGA/CSP交換、ICリボール、基板改造
    部品EOLによる枯渇や、部品不具合等による交換等、様々な状況に応じ、BGA交換を対応いたします。近年はアンダーフィル塗布後のBGA等、多種多様ですが、お客様のニーズに合わせた製法・手法で復元することが可能です。
  • [ パネル領域 ] 液晶やタッチパネルの分離・交換
    表面パネル・タッチパネル・液晶等の交換は勿論ですが、これらを分離・解体し、改めてお客様がリユースしていただくリペア等も対応しております。お客様のお困り事に対して、ご提案させていただき、且つ低予算・短納期にお応えします。

開発企画事業

アイデアを形にするプロ集団

開発企画事業では、自動車や医療関連の分野など、高度な性能と品質が求められる製品の設計開発から、民生商品のような短期間で市場投入を必要とする製品開発まで幅広く対応しています。市場ニーズに基づくアイデアの創出や企画立案をはじめ、試作、評価、そして量産設計まで一貫したプロセスで取り組み、多様な分野での実績を重ねてまいりました。これからも確かな技術と柔軟な発想をもとに、付加価値の高い製品開発を推進していきます。

声と光で、毎日の目薬をサポート!

「めぐさぽ」は目の疾患(白内障、緑内障など)を持つ高齢者や点眼が苦手な方の目薬の動作をサポート!
眼科医より目の疾患には継続的な点眼による治療が必要だが点眼が苦手なことが一番の悩みという患者様の課題に対し、サポートできるツールの開発の依頼があり、声と光で点眼位置をサポートする「めぐさぽ」の開発をしました。製品としては、コンパクトタイプ(電池式)、ノーマルタイプ(充電式)、自宅で点眼をサポートするめぐさぽ+ロボットタイプの3種類。今後子どもから高齢者まで、さまざまな患者のニーズに合わせたバリエーションでの製品の販売を予定しています。


スタートアップ支援

モノづくりの視点からのサポート

革新的なアイデアをベースに、まだ世の中に出ていない製品やサービスを提供したいスタートアップ企業の皆様へ、モノづくりの視点からサポートいたします。
自社のアイデアを具現化するためには、スマホやPC画面ではない、独自のユーザーとの接点(製品)が必要になる場合があります。しかし、「発注数量が少なくて生産委託を断られた」「品質やデザインが思ったものと違う」「製造パートナーが見つからない」といったお悩みをよくお聞きします。
そのようなお困りごとがありましたら、ぜひ弊社へお声掛けください。アイデアの具現化から少量生産まで柔軟に対応し、皆様のイノベーションを製品化するお手伝いをいたします。

製品を発売するまでの手厚いサポート

弊社は創業以来、民生品から車載製品までと様々なモノを製造しております。その経験をベースに、アイデアを具現化する製品の品質レベルの相談や、生産を効率的且つ信頼性を高めるために使用される”治具”と言われる補助器具の設計や製造、個人のお客様への出荷業務までトータルにサポート可能です。勿論、製品のイメージしか無い場合でもご安心下さい。弊社内に設計部門がございますので、お話をさせて頂きながら製品開発を進めて参ります。スタートアップ企業様へ”ワンストップサービス”を提供致します。

製品出荷後もサポート可能

モノをつくるまでで終わらないのが弊社のワンストップサービス。無いことが理想ですが、万が一市場へ製品投入後に不具合が見つかった場合には修理を検討下さい。社内に修理を専門に扱う部門がございます。不具合対応の際、(自社)ブランドを傷つけることを少なくするために必要な事は”修理スピード”であることを長年の経験で理解しておりますので、安心してご依頼下さい。勿論、製品の一部を改造したい場合にも対応可能です。また継続的な製品投入を考えているなら、その修理データが宝の山になります。弊社はその解析・修理情報を提出致しますので、次製品の設計へフィードバックが可能となります。


スタートアップ支援事例

iPresence合同会社様
「動く電話テレピー」

コンセプトは「家族を、つなぐ」
テレピーは「存在感をテレポートさせる、超小型テレロボ」です。専用アプリで相手とつながっているスマートフォンをテレピーに置くと、遠隔地から左右へ360度、自在に動かすことができ、まるでその人がテレポートして「そこに居るかのように」感じられます。テレピーがあれば、周りを走り回る子どもを追いかけたり、食卓を囲む家族一人ひとりを見回したり、話したい相手とみたい方向を見ながらコミュニケーションがとれる。 一緒に居たい人たちと、離れた場所からでも「一緒に居る」ことを実現できる。動く電話テレピーはそんな新しい当たり前をプレゼントしてくれる、みんなの相棒となるでしょう。

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株式会社リビングロボット様
「あるくメカトロウィーゴ」

「あるくメカトロウィーゴ」は見た目や動きを自分好みにカスタマイズできるロボットです。広くプログラミング教育に使われているScratch(スクラッチ)を応用した、専用のプログラミング学習用ソフトウェアを使うことで、難しい知識なしに、誰でも簡単に色々な動きをロボットにさせることが出来ます。
プログラミング教育の必修化に合わせ、プログラミングスキルの習得そのものを目的とするだけでなく、プログラミングを通じてどんなことをしたいのか考える、物語のデザイン力・実現力を高めるロボットとして、「あるくメカトロウィーゴ」はすでに福島県、福岡県の小中学校を始め、様々な場面で子ども向けのプログラミング学習用教材として選ばれています。

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過去の自社開発製品はこちら

ドローン用日本国産フライトコントローラー「Ridge Hawk 2」

車載製品のノウハウを活用した純国産品

2015年に首相官邸に落下したことで一躍有名になったUAVマルチコプター、通称ドローン。日本においては人騒がせな事件で注目を集めたドローンですが、世界では「空の産業革命」と称され、映像や物流、農業、軍事など様々な業界での活用が期待されています。ドローンの動きを司る(人間で言えば「脳」にあたる)部分は「フライトコントローラー」と呼ばれ、日本で流通しているドローンのフライトコントローラーは殆ど海外で作られている(=ブラックボックスになっている)のが現状です。この状況を打破すべく、日本において産業用ドローンの最先端を走るエンルート様と提携し、今まで蓄積してきた車載製品の製品設計と製造のノウハウを注ぎ込み、高品質な日本国産フライトコントローラーを開発いたしました。

非接触型睡眠モニタリングシステム「すいみんDr.」

敷いて寝るだけで睡眠状態が分かる簡単設計:エッジコンピューティング

スリープケアボードをマットレスの下に置いて寝るだけで、就寝時間や就寝中の睡眠状態(レム・ノンレム睡眠)と呼吸、心拍が分かるシスムテムです。オプションの環境ボックスをセットすると同時に温湿度やいびきの録音が可能となり、後日分析や解析をすることが出来ます。同時に複数人を見守る必要がある施設様やその他データを組合わせて健康管理サービスを検討している企業様用となります。エッジコンピューティングにより睡眠という大量のデータをリアルタイムに処理が可能です。

太陽光発電モニタリングシステム「Neoale®」
NEw Optimizer for ALternative Energy

太陽光発電システムの課題

東日本大震災以降に導入された再生可能エネルギー固定価格買取制度により爆発的に導入が増えた太陽光発電装置ですが、メンテナンスフリー(メンテナンスが必要ない)ではないことをご存知でしょうか?太陽光発電装置も電気製品である以上、適切なメンテナンスが必要なのですが、主に下記の理由により太陽光発電装置は設置をすれば終わりを考えるユーザーが多いのが現状です。

  • 太陽光発電モジュールは室外=ユーザーの視野外に設置
  • 機械的な可動部分が無く、運転中は無音
  • 運転の開始・停止は自動で行われる=ユーザーは操作しない
  • 発電電力が環境や気象条件によって時々刻々と変化

特に発電電力が環境や気象条件によって変動する為、専門知識がなければ導入した太陽光発電システムが正しい性能を維持しているのか=壊れていないかどうかを判断することは難しいのが現状です。

Neoale®の主な特徴:クラウドコンピューティング&データ解析

弊社開発のNeoaleを太陽光発電パネルのストリング毎に1台取り付けるだけで自動でデータを収集し、取得したデータクラウドへ自動送信。クラウド側でデータを解析し、不良が発生した時点でサイト管理者やサイトオーナー様に通報される仕組みです。他の太陽光発電監視システムと比較し

  • 不良診断アルゴリズム搭載により、より正確な不良診断が可能
  • ケーブル敷設が不要な無線型
  • Neoale PVを追加することで、パネル単位での不良箇所特定が可能
  • 性能及び信頼性において産業総合技術研究所様から認証済み

また太陽光パネルの不良以外に接続箱内のヒューズ切れ等の検出も可能です。弊社が保有する無線、クラウドコンピューティング、データ解析技術を活用し製品化しました。

トラクタ転倒通報アプリケーション
アンドロイド用スマートフォン向けアプリ

農業へのICT活用

トラクタなどの転落、転倒による死亡事故は多く、福島県でもトラクタ転落、転倒死亡事故の発生割合は最も多いです。万一のトラクタ転倒事故時に、早期に救出されれば救命や傷害の軽減につながります。従来はコスト負担が重い専用のセンサーや通信機の設置が検討されていましたが、高機能化が進み急速に普及したスマートフォンが解決策となりました。福島県農業総合センターのご依頼に基づき、スマートフォンを使ってトラクタの転倒を認識し、GPSを活用した位置情報と共に救援を求めるメールを自動送信できるアプリを開発しました。様々な分野へのICTの活用事例です。